子どもには何でも好きなことに挑戦して欲しい、これは多くの親が考えていることです。
自主的にやりたいと言ってきたことはなるべくやらせたいのが親というものですが、それがお金がかかる習い事、スポーツであった場合はどうでしょう。
目次
フィギュアスケートはお金が掛かるスポーツとしても有名
本音を言うと他の習い事、スポーツをして欲しいと言いたいかもしれませんが、子どもの気持ちを尊重して頑張る親が多いです。
例えば子どもがフィギュアスケートをやりたいと言ってきたらあなたはどうするでしょう。
フィギュアスケートはお金が掛かるスポーツとしても有名で、このことはメディアでも結構取り上げているので知っているのは多いです。
今回は子供にフィギュアスケートを習わせる場合、どのくらいの費用がかかるのかということを掘り下げていきます。
まずは道具、衣装にかかるお金から考えていきましょう。
みなさんはスポーツ用品店でフィギュアスケートの道具というものを見た事がありますか。
おそらくほとんどの人がスポーツ用品店でそのようなものを見た経験すらないはずです。
なぜなら買う人が極端に少ないからです。
スケート靴は基本的に完全オーダーメイド
サッカーや野球、バスケットボールや卓球のようなメジャーなスポーツであればどこのお店に行っても道具が売っていると思いますが、マイナースポーツになると道具を気軽に購入することも難しくなります。
スケート靴は基本的に特注でその人の足のサイズを計算して作る完全オーダーメイドです。
同じものは流通していないですし、費用もかなり高額になります。
このスケート靴だけで10万円以上することもあります。
大会などに出場する場合は衣装も必ず必要です。
衣装ももちろん完全オーダーメイドになりますし、手作りすることが多いので時間もお金も掛かります。
デザインから考えていき、素材や形を決めた後に作業を始めます。
完成までに1ヶ月以上掛かることもありますし、お金も10万円以上掛かると思っていた方が良いでしょう。
完成までに時間が掛かるのは仕方がないことですが、世界に一つしかないものなので、壊れたり無くしてしまうと取り返しがつかないです。
大会に出場する準備を整えるだけで数十万掛かる
同じものを買うことはできないので、またオーダーメイドする必要があります。
大会に出るレベルになると、出場する準備を整えるだけで数十万掛かるという計算になります。
さらに大会に出る場合は会場までの送迎をしなければいけないです。
大会は全国各地で行われるので、移動には新幹線や飛行機を使うこともあります。
自家用車を持っていて、長距離でも送迎できる環境であれば、親が送り迎えをすることも多いでしょう。
移動費だけで数万から10万円単位で必要になることを覚悟しなければいけないです。
出場する大会が多くなれば多くなるほど、その分移動に掛かるお金はかかりますし、経済的な負担も大きくなります。
親の負担は大きくなるので、経済的に余裕がある家庭しかフィギュアスケートをやらせることはできないといわれることが多いです。
県をまたいで練習に参加するということも珍しくない
普段の練習もどこでもできるというわけではないです。
練習できる設備が整っているところは限られるので、県をまたいで練習に参加するということも珍しくないです。
中には3時間以上かけて練習に参加する人もいるので、精神的にも強くないと続けていくのは難しいスポーツです。
スポーツの中にはお金を稼ぐのが難しいといわれているものがたくさんありますが、このフィギュアスケートというスポーツもお金を稼ぐのが難しいと言われています。
スポンサーもつきにくいので、選手として競技を続けていくには自分でお金を稼ぐか、家族の支援などがないと厳しいです。
この点もマイナースポーツの苦労するポイントです。
華やかに見える世界ですが、大変なことも多いです。